家族が「ハンバーグ好き」ってこともあって、よく私はハンバーグを作るんですけどね、なぜか3回に1回はパサパサ&ボソボソのハンバーグになる(´-﹏-`;)
毎回、同じように作っているつもりなんだけど、このパサパサ&ボソボソの原因はなんなんだろ?
できれば、毎回美味しく作りたいし、復活させる方法があるなら知りた~い!
そんなわけで今回は、ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因を徹底調査。
パサパサ&ボソボソになったハンバーグを復活させる方法や、リメイクレシピなども詳しく調べてみました。
この記事でわかること
- ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因
- パサパサ&ボソボソのハンバーグを復活させる方法
- パサパサ&ボソボソのハンバーグのリメイクレシピ
- パサパサ&ボソボソしないハンバーグの作り方
Contents
ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因は?
ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因には
- こねが足りない
- ひき肉の脂が少ない
- 水分が足りない
- つなぎが足りない
- 焼きすぎている
- 成型の仕方が良くない
- ひき肉の温度が高い
などが考えられます。
詳しく見ていくと・・
原因①こねが足りない
ハンバーグダネのこねが足りないと、パサパサ&ボソボソのハンバーグになる可能性があります。
ハンバーグのタネは、粘りが出るまでしっかりとこねることが大切で、そうすることでひき肉がしっかり繋がってジューシーな仕上がりになるんです。
おすすめなのは、まず「ひき肉と塩」だけでよくこねること!
塩には、ひき肉を乳化させる作用がある為、最初に塩とひき肉だけでこねておくことで、粘りがあるタネになります。
ただ、長時間こねすぎてしまうと、ひき肉の温度が高くなり、これはこれでパサパサ&ボソボソの原因となってしまうので3~5分の間でこねあげるのが◎
目安としては
- ひき肉の脂身と赤身がしっかり混ざっている
- 全体的に白っぽい
- 持ち上げた時、少し繊維の糸が引く
状態になっていればOKですよ(*´ー`*)
原因②ひき肉の脂が少ない
ハンバーグのタネに使う「ひき肉」が原因でパサパサ&ボソボソになることもあります。
例えば、脂身が少なく赤身が多いと、固くなってしまいますし、部位にもよりますが、牛肉や豚肉にはそれぞれ
- 牛肉:食感が固めで、肉感がある
- 豚肉:食感が柔らかく、ふっくらしている
という特徴があり、ベストな比率は「牛肉6:豚肉4、または牛肉7:豚肉3」と言われているんです。
また、冷凍していたひき肉を使うと、パサパサ&ボソボソになりやすいので注意が必要。
もし、赤身率が多いひき肉の場合は、ハンバーグダネを作る際に
マヨネーズ、オリーブオイル、バター
などの油分をプラスすると、パサパサ&ボソボソになるのを防ぐことができますよ◎!
原因③水分が足りない
牛乳や卵の量などのハンバーグダネの「水分」が少ないことでも、パサパサ&ボソボソの原因となります。
水分がしっかり入ったタネは、ジューシーな仕上がりになりますし、卵や牛乳には
- 卵:乳化作用があり、崩れや肉汁が流れ出るのを防ぐ
- 牛乳:パン粉とタネのつなぎ
などの働きがありますから、レシピの規定量入れることが大切で、ハンバーグダネを手に乗せた時に「少しフルフルする」くらいが、ジューシーなハンバーグに仕上がりますよ(⑅•ᴗ•⑅)
原因④つなぎが足りない
ハンバーグがパサパサ&ボソボソしてしまう原因には「つなぎが足りない」可能性もあります。
つなぎとは、パン粉と塩になり、塩もつなぎの役割があるので、きちんと入れることが大切なんです。
それぞれ
- パン粉:ひき肉や野菜の水分を吸収し、肉汁を封じ込める
- 塩:ひき肉の脂肪分と水分を乳化させ、肉汁が流れ出るのを防ぐ
などの作用があり、ジューシーなハンバーグにするために大切な役割があります。
レシピなどでは「塩 少々」などとなっていることも多いですが、目安としては「ひき肉100gに対して、塩0.8g」を入れるのが◎になりますよ(๑•᎑•๑)
原因⑤焼きすぎている
焼きすぎていることも、ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因に繋がります。
ハンバーグは、最初に表面を中火で焼き固めることで、肉汁が流れ出ることを防ぐんですが、その際、強火で焼いてしまうと焦げてパサパサした食感になります。
とはいえ、焦げるのを気にして、弱火で長時間焼いてしまってもパサパサ&ボソボソ固い食感になってしまうので注意が必要。
ハンバーグは、最初に中火で焼き、その後弱火で蒸し焼きにするのが◎になるんですが、ハンバーグを押してみて「透明の油」が出れば焼き上がりのサインになるので、焼き過ぎないように注意をしましょう。
あと、焼く際の裏ワザとしては、焼いているハンバーグの上に氷を乗せて焼いてみるのもおすすめ!
溶けた氷の水蒸気により「スチームオーブン」で焼き上げたようになるので、ふっくらジューシーに仕上がりますよ☆
原因⑥成型の仕方が良くない
ハンバーグを成型する際、ヒビや亀裂が入っていると、そこから肉汁が流れ出てパサパサ&ボソボソの固いハンバーグになってしまいます。
ハンバーグを成型したら、表面をならしてなめらかにすることが大切で、さらに真ん中を凹ますことで、焼いた際にハンバーグが割れることを防げるので、ジューシーなハンバーグになるんです。
また、成型後に小麦粉や片栗粉をまぶすことで、肉汁の流出を防ぐことができるので、柔らかく仕上げることができますよ(*´︶`*)
原因⑦ひき肉の温度が高い
ひき肉の温度が高いと、肉が縮みやすくパサパサ&ボソボソなハンバーグになる可能性があります。
ひき肉をこねる際は、直前まで冷蔵庫に入れておくのが大切で、こねた後も、冷蔵庫で休ませるのが◎になるんです。
さらに、できるだけひき肉の温度を上げないように
- 氷水などで手を冷やしてからこねる
- ビニールの手袋をしてこねる
などをするのもおすすめで、ハンンバーグを作る際は、こちらのビニール手袋をするのが◎になりますよ。
ニトリルの「使い捨て手袋」です。
こちらのビニール手袋は、ピッタリフィットするタイプなので、素手と同様にこねることができます。
柔らかく快適なフィット感で、こねはもちろん、成型もきれいにできちゃうんです。
手袋をしていた方が、衛生面でも安心ですし、なにより手がベトベトにならないのが嬉しいですよね。
頼もしい手袋で、美味しいハンバーグを作ってくださいね(●´∀`●)
ハンバーグがパサパサ&ボソボソに!復活させる方法はある?
ハンバーグがパサパサ&ボソボソになってしまった場合、実は、復活させる方法がいくつかあります。
それは
- 蒸す
- 煮込む
- チーズを乗せる
- 半熟卵を乗せる
- 大根おろしを乗せる
など。
ひとつずつご紹介しますね。
復活方法「蒸す」
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、お水で蒸してみるのが◎!
お水で蒸す場合は
- お水大さじ2をハンバーグが入っているフライパンに入れる
- フタをして蒸す
- 弱火~中火で加熱し水分を飛ばす
が、◎になりますよ♪
復活方法「煮込む」
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、煮込みハンバーグで復活させるのもアリ!
ソースの水分でパサパサ&ボソボソ感が緩和することができます。
デミグラスソースや、トマトソースの他、ケチャップソースや和風ソースも片栗粉でとろみをつければ、口当たりが柔らかくなります。
また、カレーやシチューなどで煮込むのもおすすめですよ(*´˘`*)
復活方法「チーズを乗せる」
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、チーズを乗せることでも復活する可能性があります。
おすすめは「とろけるチーズ」を乗せることで、チーズの油分でハンバーグがコーティングされるのでジューシーな口当たりになるんです。
チーズならハンバーグとの相性もgoodですし、美味しさアップも期待出来ちゃいますよね◎!
復活方法「半熟卵を乗せる」
パサパサ&ボソボソのハンバーグに、半熟卵を乗せるのも◎!
トロッとした半熟卵の効果で、マイルドな食感のハンバーグになります。
半熟卵は、目玉焼きでも温玉でもgood
トロトロの黄身と絡めて、食べるのがおすすめですよ(*^^*)
復活方法「大根おろしを乗せる」
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、大根おろしを乗せてジューシーさをアップさせるのもアリ!
大根おろしの水分で、パサパサ&ボソボソ感が解消されるはずです。
この際、大根おろしは、水気を絞りすぎないこともポイント。
大根おろし&ポン酢をかけて、ジューシーなハンバーグを楽しんじゃいましょうヾ(´︶`*)ノ
パサパサ&ボソボソなハンバーグのリメイクレシピをご紹介!
パサパサ&ボソボソなハンバーグは、思い切ってリメイクしちゃうのもおすすめです。
その際は、ハンバーグダネをあえて崩して「ひき肉料理」として楽しむようにしましょう♬
おすすめのリメイクレシピは
- ミートソース
- タコライス
- ドライカレー
- 麻婆豆腐
- ガパオライス
- そぼろ
- オムレツ
など。
詳しくご紹介しますね☆
リメイクレシピ①ミートソース
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、思い切って崩してミートソースにリメイクしちゃいましょう。
玉ねぎは入っているので、入れたければ人参やピーマンなどの野菜を加えて炒め直してもOK
トマト缶、コンソメ、ケチャップ、ソースなどで味付けすれば完成です◎
パスタのソースはもちろん、ごはんに乗せてチーズをかけトースターで焼けば「ミートドリア」も楽しめます。
パンに乗せてトーストにしても美味しいですよね(⁎˃ᴗ˂⁎)
リメイクレシピ②タコライス
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、崩してタコライスにしても◎!
ケチャップやソース、カレー粉、チリソースなどで味付け、ごはんに乗せて、レタスやトマト、チーズを乗せればタコライスの出来上がり。
アボカドを乗せても美味しいですよ☆
リメイクレシピ③ドライカレー
パサパサ&ボソボソのハンバーグを崩して、カレー粉、コンソメ、ケチャップ、ソースなどで炒めれば、ドライカレーにもリメイクできちゃいます。
お好みで玉ねぎやピーマンのみじん切りをプラスしても、美味しいですよ◎!
リメイクレシピ④麻婆豆腐
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、麻婆豆腐にリメイクしてもOK!
リメイク方法は、まずハンバーグを細かく崩したら
- 長ネギ、生姜、ニンニクなどと一緒に炒める
- 調味し(目安:鶏がらスープ150CC、酒大さじ1~2、しょうゆ大さじ2、砂糖小さじ1~2、味噌大さじ1、あれば豆板醤、甜面醤)、水溶き片栗粉でとろみをつける
- 豆腐を入れて煮込む
になります。
豆腐を茄子や春雨に変えれば、麻婆茄子や麻婆春雨も楽しめますよ◎!
リメイクレシピ⑤ガパオライス
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、美味しいガパオライスにリメイクしちゃいましょう!
崩したハンバーグを
オイスターソース(大さじ2)、鶏がらスープの素(小さじ1)、ナンプラーまたは薄口しょうゆ(小さじ2)、砂糖(小さじ1.5~2)、水(大さじ5)
で、炒めればOK(味付けは、ひき肉の量に合わせて調節してくださいね)
バジルや目玉焼きを添えれば、立派なタイ料理にリメイク完成ですよ(。•ω- 。) ⌒♡
リメイクレシピ⑥そぼろ
パサパサ&ボソボソのハンバーグを、しょうゆ、お酒、みりん、砂糖などで甘辛く味付けして「肉そぼろ」にリメイクしても◎!
ごはんに乗せて「そぼろ丼」にしても良いですし、じゃがいもや里芋と煮て「そぼろ煮」にしてもOK。
また、ふかしたじゃがいもを潰してそぼろと混ぜ、小判型に成型して小麦粉→卵→パン粉をつけて揚げれば、コロッケにもリメイクできちゃいます。
あ、あと、片栗粉でとろみをつけて「そぼろのあんかけ」にしてもgood、お豆腐や厚揚げなどにかければ、ボリューミーなご馳走になるのでおすすめです。
意外と使い勝手がいい「そぼろ」、きっと重宝するはずですよ♪
リメイクレシピ⑦オムレツ
パサパサ&ボソボソのハンバーグは、崩して卵で包めば「オムレツ」にもリメイクできちゃいます。
また、ごはんと一緒に炒めて、ケチャップやソースで味付けてから卵で包めば「オムライス」にもリメイク可能◎
きのこやほうれん草、ふかしたじゃがいもと炒めて、卵を流し入れればスパニッシュオムレツにもリメイクできますが、その際はチーズを入れて、コクをアップさせるのもおすすめ!
パサパサ&ボソボソだったハンバーグを、具だくさんで栄養たっぷりなオムレツにリメイクしてくださいねヾ(*´∀`*)ノ
パサパサ・ボソボソしないハンバーグの作り方
さて最後に、パサパサ&ボソボソしないジューシーなハンバーグの作り方です。
こちらの動画が、とっても美味しそうなハンバーグの作り方を教えてくださっているので、参考にさせて頂きましょう☆
材料(2人分)
- 合い挽きミンチ 250g
- 玉ねぎ 110g (中サイズ1/2個)
- 塩 小さじ1/2(3g)
- ブラックペパー 小さじ1/2(1.6g)
- ナツメグ 小さじ3/4(1.6g)
- 卵 1/2個
- パン粉 14g
- 牛乳 30g
- 白ワイン 30cc
作り方
- 玉ねぎはみじん切りにする
- フライパンに大さじ1のサラダ油を入れて1、玉ねぎを10分くらいかけてじっくり炒める
- 玉ねぎが炒まったら、ボウルに移して冷ます
- 容器に分量のパン粉と牛乳を入れてふやかしておく
- 卵を溶きほぐして1/2量用意する
- 玉ねぎが冷めたら合い挽きミンチ、塩、ブラックペッパー、ナツメグ、卵、牛乳でふやかしておいたパン粉を加え、よく練る(4〜5分かけてよく練る)
- 粘りが出るまで練ったらキャッチボールをし、空気をしっかりと抜く(しっかりと「め」を詰めるように空気を抜く)
- 空気が抜けたらそのままラグビーボール成型する(平らにして凹ませたりしない。ラグビーボールのまま、高さのあるままにしておくが、表面にシワ、割れがなくツルンとしていることが大切)
- フライパンを強火で熱し、サラダ油大さじ1.5を入れてパティを入れる
- 入れてすぐにフライ返しで平らに押しつぶす(フライ返しにサラダ油を薄く塗っておくと、押しつぶした時にパティがくっつかない)
- 強めの中火で常に揺すりながら片面を焼き、焼き色をつけながら、しっかりとタンパク質を固める
- 3分ほど焼いて、ほどよく焼き色がついたら裏返す
- 裏返したらすぐにしばらく強火にして表面を固める(この時も常にフライパンをゆする)
- 裏返した面は温まっているので、早めにタンパク質が固まる。早い段階で強火→中火に落とし2分ほど焼く
- 2分経ったら弱火に落とし、白ワイン30ccを入れてフタをする(白ワインの代わりに水でも良いが、白ワインの方がおいしい)
- フタをしてから7〜8分蒸し焼きにする
- 7〜8分経ったらフタを開け、触ってみて弾力があればOK(つまようじを刺してみて透明な汁が出てくればOKだが、赤い汁が出るようならフタをしてさらに数分加熱する)
- 火が入ったら手早くさらに取り出し、好みのソースをかける
美味しそう~、まさに「肉汁ジュワ~」ですよね。
動画でおっしゃっていますが、コツのポイントは
- ネバ~となるくらいまで、しつこいくらいに4~5分間こねる
- ハンバーグタネのキャッチボール(空気抜き)は70~80回行う
- ハンバーグダネの表面にシワや割れが全くなく、トゥルンとした状態にする
- ハンバーグダネの表面のタンパク質を固めて「カベ」を作って肉汁を閉じ込める
など。
私、どれひとつとしてやっていなかったんですが汗、皆さまはいかがですか?
表面を焼いている時、フライパンをずっとゆすっているのも驚きですよね。
肉汁ジュワ~な美味しいハンバーグを作って、ご家族を喜ばせちゃいましょう٩(ˊᗜˋ*)و
まとめ
ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因や、復活させる方法、リメイクレシピなどを見てきました。
<ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因は?>
ハンバーグがパサパサ&ボソボソになる原因には
- こねが足りない
- ひき肉の脂が少ない
- 水分が足りない
- つなぎが足りない
- 焼きすぎている
- 成型の仕方が良くない
- ひき肉の温度が高い
などが考えられる
<パサパサ&ボソボソノハンバーグを復活させる方法は?>
ハンバーグがパサパサ&ボソボソになってしまった場合
- 蒸す
- 煮込む
- チーズを乗せる
- 半熟卵を乗せる
- 大根おろしを乗せる
などで復活させるのが◎
<パサパサ&ボソボソのハンバーグのリメイクレシピ>
パサパサ&ボソボソのハンバーグは
- ミートソース
- タコライス
- ドライカレー
- 麻婆豆腐
- ガパオライス
- そぼろ
- オムレツ
などにリメイクするのがおすすめ
ハンバーグがパサパサ&ボソボソしちゃう、これけっこうあるあるだと思うんですが、原因や復活方法がわかって、安心しましたよね!
リメイクレシピも色々あるし、これからはパサパサ&ボソボソのハンバーグになっても、落ち込まずにすみそうです。笑
とはいえ、やっぱり美味しく作りたい!
色々気を付けながら、美味しい&ジューシーなハンバーグを極めちゃいましょう(´,,>ω<,,`)