サラダや酢の物などに野菜を使う時って、塩もみしてから使うことが多いですよね?
でね、私、秘かに疑問だったんだけど、塩もみした後って、水で洗うべき?(。´・ω・)
これ、何となく曖昧で、これまではレシピ通りに洗ったり洗わなかったり、あと、面倒だったり急いでる時は洗わないなど、正直「テキトー」だったんだけど笑、正解はどうなんだろ?
塩もみした野菜は洗う?洗わない?
そこで今回は、塩もみした野菜を洗うかどうかを徹底調査!
塩もみしたきゅうりやキャベツ、はたまた人参は洗うのか、などを詳しく調べてみました。
この記事でわかること
- 野菜を塩もみした後洗うのか
- きゅうり、キャベツ、人参、ズッキーニを塩もみした後洗うのか
- 野菜の塩もみは何分なのか
Contents
野菜を塩もみにした後洗う?
野菜を塩もみした後洗うのか、この答えは、基本的には「どちらでもいい」になります。
そもそもなぜ、野菜を塩もみするのか、その理由には
- 水っぽくならないようにする
- 青臭くならないようにする
- 味を沁み込みやすくする
- しんなりさせる(しんなりするので量をたくさん食べれるようになります)
- 色味が良くなるようにする
などがあります。
水分を含む野菜に、脱水効果がある「塩」を使って塩もみをすることで、浸透圧により野菜の細胞内の水分が外に出て、これらが可能になるんです。
反対に、塩もみをせずサラダや酢の物などに調理をしてしまうと、その調理の塩分によって中途半端に「塩もみ」されたような状態になる為
- ベチャベチャとした食感になる
- 味がボケる
などになってしまいます。
野菜を入れて調理後すぐに食べれば、食感は保てますが
- 野菜が固いまま
- 青臭い
- 味が沁み込まない
などになってしまうんです。
で、これらを防ぐ為に、野菜を塩もみするわけですが、この塩もみした野菜を洗うか、洗わないかについては、それぞれメリット&デメリットがあり・・
洗うメリット・デメリット
塩もみした野菜を洗うメリットとしては
- 塩もみで抜けた青臭さやにごりが、洗うことでより抜けるので食べやすくなる
- 塩もみに使った塩分が抜けるので、味付けしやすくなる(減塩になる)
などがあります。
塩もみによって出た水分には、野菜の臭みやにごりなども含まれているので、それを洗うことで、よりクセのない味になり、色味もきれいになるんです。
また、塩もみの塩を洗い流すわけですから、塩味が取り除かれ味付けもしやすくなります。
例えば「なます」を作る場合、大根や人参を塩もみしますが、その目的はしんなりさせて味を沁み込みやすくする為であり、味付けとして塩もみをしているわけではないので、洗い流す必要があるんです。
ただ、洗うことで「水っぽくなる」というデメリットもあり、特に、長時間水にさらしてしまうと、野菜が水っぽくなる可能性があります。
なので、塩もみ後、野菜を洗う場合は
- サッと洗う
- 洗ったらしっかりギュッと水気を絞る
などが大切になりますよ◎。
洗わないメリット・デメリット
塩もみした野菜を洗わないメリットとしては「水っぽくならない」ことがあります。
あと、手間が省けるところもメリットといえますよね。笑
デメリットとしては「しょっぱくなる」ことで、塩もみした分の塩も含んだうえで、味付けするので
塩分が多くなる→しょっぱい
と、なってしまう可能性があります。
ただ、これには対処法あり、塩もみに使う塩の量を「野菜の1~2%程にする」など、ごく少量にするのが◎で、そうすることで塩もみ後洗わなくてもいい塩加減になるんです。
例えば1%というと、野菜100gあたり1g(小さじ1/4程)になり、きゅうりだと1本が100g前後なので「きゅうり1本=小さじ1/4程で塩もみする」ことになります。
また、塩もみ後、野菜を洗わない場合は、調理の味付け前に味見をして、塩加減を確認してから味付けするのが◎で、あまりにもしょっぱい場合は、洗うのがおすすめです。
あと、レシピに「塩もみしてよく絞る」などと「洗うこと」が記載されていない場合は、洗わないことを前提としたレシピとなっている場合が多いので、調味料もその分調整されていると言われていますよ。
・・と、洗うメリット、洗わないメリットを比べると、メリットとしては洗う方が多いですよね。
ただ、「洗わない方が、野菜そのものの味をしっかり感じることができる」という声があるのも事実で、正直、私も洗わない方が好きです(味がしまるというか、ボケない気がするんです)
結論としては「洗う、洗わないは好みによる」といえますが、洗わない場合は、塩分を調節するなどの工夫が大切になり、いずれにしても「しっかり水気を絞る」ことは大切になりますよ(⑅•ᴗ•⑅)
きゅうりを塩もみした後洗う?キャベツや人参・ズッキーニは?
きゅうりを塩もみした後洗う?
きゅうりを塩もみした後洗うかどうかは、基本は「どちらでもいい」になります。
ただ、きゅうりは「青臭さ」が強いので、あの青臭さが苦手な方は、酢の物などのシンプルな調理に使う場合は、洗うことをおすすめします。
実は、きゅうりは95%が水分。
なので、きゅうりを塩もみすると大量の水が出ますよね?
で、あの大量に出る緑の汁には、青臭さなどが含まれてるので、それをさらに洗い流すことで、食べやすくなるんです。
きゅうりは最初に塩もみして洗うと青臭さが減って美味しいですよん
— うさどん勉強中 (@bunnych53866029) August 7, 2022
「きゅうりは最初に塩もみして洗うと、青臭さが減って美味しい」とのこと◎
また、酢の物にする場合、ワカメやしらす、じゃこ、タコ、干しエビなど塩分を含む食材と合わせることが多い為、しょっぱくなりがちなところも注意が必要!
酢の物の場合は、サッと洗ってギュッと絞ってから使うのが◎かもしれませんよ。
ちなみに、きゅうりの場合、塩もみ以外にもきゅうりの水分を出す方法があります。
それは、きゅうりの種を取り除くこと!
きゅうりは種やその周囲に多く水を含んでいるので、縦半分に切って、スプーンなどで種をかき出すことで、きゅうり内の水分を出すことができますよ☆
ポテトサラダのきゅうりは塩もみ後洗う?
ところで、皆さんは、ポテトサラダのきゅうりって、塩もみや洗うのはどうされていますか?
よく、ポテトサラダには塩もみせずにきゅうりを入れる・・という声も聞きますが、ポテトサラダに使う場合、まず「塩もみ」は必須になります。
塩もみしないで入れると、調理の塩コショウやマヨネーズの塩分で、中途半端に塩もみされてしまい、ポテサラ内で水分が出て
- ポテトサラダがベチャっとなる
- きゅうりの食感が悪くなる
- 味が薄まる
などとなってしまうんです。
こちらの方も、、、
ポテサラいいね!きゅうりは水出るからポテトに混ぜる前にしっかり塩もみして水切っとくとにちょにちょしないポテサラになるよ(遅い)
— つき (@a_tsuki_aaa) February 9, 2023
きゅうりは水出るから、ポテトに混ぜる前に塩もみ&水切ると、にちょにちょしないポテサラになるとのこと(そう、にちょにちょしちゃうんですよね。笑)
食べる直前にきゅうりを入れれば、にちょにちょは防ぐことができますが、塩もみしていないきゅうりは固いままなので、きゅうりの主張が強いポテトサラダになってしまうんです。
なので、ポテトサラダを作る場合、きゅうりは塩もみするのが◎!
で、その後洗う、洗わないはどちらでもOKではありますが、ポテトサラダの場合、洗わないことで「塩分がきいているのでマヨネーズの量を減らせる→ヘルシーになる」というメリットがあります。
ただ、いずれにしても、水気はしっかり絞ってから入れるようにしましょう( •⌄• )◞
キャベツは塩もみした後洗う?
キャベツの塩もみ後、洗うかどうかも「どちらでもいい」になります。
キャベツはきゅうりのような「青臭さ」がないので、私が調べたところ、洗わないレシピが多いです。
塩分が気になる場合は、洗っても◎ですが、長時間水にさらすと栄養も失われてしまうので、サッと洗う程度にするのがおすすめですよ◎!
人参は塩もみした後洗う?
人参の塩もみ後も、洗っても洗わなくても「どちらでもいい」になります。
ただ、人参はえぐみというか、臭いが強いことがありますよね?
あの臭いが気になる場合は、洗うのが◎!
塩もみ後、水で洗い流すことで、えぐみや臭いを取ることができますよ( ◌•ω•◌ )
ズッキーニは塩もみした後洗う?
ズッキーニの塩もみ後も、洗っても洗わなくても「どちらでもいい」になります。
ただ、ズッキーニの場合、生食はできるものの、塩もみなどの下処理は必須です。
その理由は、ズッキーニは「硝酸イオン」を含んでいる為、「アクがある野菜になるから」で、塩もみする、または水にさらすなどをしてこのアクを抜く必要があります。
また、ズッキーニは皮が固いものもあるので、その場合は皮を剥くのが◎で、カット方法も、できるだけ薄くスライスするのがおすすめです。
あまり生食での馴染みのないズッキーニですが、塩もみ後水気を絞って、そのまま食べても美味しいですし、きゅうりの代わりにサラダに使ってもgoodですよ(๑•᎑•๑)
野菜の塩もみは何分?やり方を解説
野菜の塩もみの時間は何分?
野菜の塩もみは
- 野菜に塩を振ってもむ
- 5~10分程放置する
になります。
野菜の種類や大きさにもよりますが、人参などの根菜類は、きゅうりやキャベツに比べると時間がかかるので、急いでる場合はピーラーなどで薄めにカットするのもおすすめです。
また、塩もみの塩分も料理の調味に加味したい場合は、少し長め15分くらい置いておいた方が◎になりますよ。
基本の野菜の塩もみのやり方
- 輪切りにしたきゅうりをボウルに入れる
- 塩を振って全体に混ぜ、もみこむ
- 5分程置いておく
- 水気をしぼる
これは、塩もみ後洗わないバージョンです。
塩もみ後、洗う場合は「5分程置いた後、ボウルにたっぷりの水を入れ、水を2~3回変えながら、塩を洗い水気をしぼる」になりますよ☆
袋を使う野菜の塩もみのやり方
材料
- キャベツ 1/2個(約600g)
- 塩 小さじ1(約6g ※キャベツの1%)
やり方
- キャベツを食べやすい大きさにカットする(繊維に対して垂直に細切りにする)
- 芯の部分は細かく刻む
- 保存袋にキャベツと塩を入れなじませ10分置く
- キャベツを保存袋ごと揉んで水気をしぼる
袋の中で塩を振って放置し、その後もむバージョン。
この動画のように大量のキャベツとか、塩もみする野菜の量が多い時におすすめのやり方です。
動画では、水気をしぼる際、袋から出して手でしぼっていますが、こちらのように袋の角をカットしてしぼるのもおすすめです。
カボチャサラダやポテトサラダに入れるキュウリの塩もみはアイラップで
お塩入れて揉んで、しばらく経ったらアイラップの角を少し切って水気をしぼる☝#アイラップ#岩谷マテリアル#きゅうり #塩もみ #ポテトサラダ#カボチャサラダ pic.twitter.com/L1K8gZAqzu— (@zuttoatamaitai) February 14, 2023
- 袋にきゅうりを入れて塩もみする
- しばらく放置する
- 袋の角をカットして水気をしぼる
になり、カットしたところから水が流れていくので、手を汚さずに塩もみができますよ。
・・で、このツイートでも使われてる「アイラップ」
とっても便利なので、ご紹介させて頂きます!
岩谷マテリアルの「ポリ袋 アイラップ100」になります。
こちらのポリ袋は、かなり便利◎(私も絶賛愛用中デス)
塩もみはもちろん、お肉やお魚の下味をつけるのにも使えますし、冷蔵&冷凍もOKで、湯煎や電子レンジ加熱もOKなので、流行りのサラダチキンなどにも使えちゃうんです。
箱が三角形なので取りやすいところもgood
あると便利なアイラップで、野菜の塩もみを手間なく&楽~に行っちゃいましょう(*ฅ́˘ฅ̀*)
まとめ
野菜を塩もみした後洗うのか、きゅうりキャベツ、人参について見てきました。
<野菜を塩もみした後洗う?>
野菜を塩もみした後洗うか洗わないかは、どちらにもメリットやデメリットがあり、基本的にはどちらでもいい
<きゅうりやキャベツ、人参、ズッキーニを塩もみした後洗う?>
きゅうり、キャベツ、人参、ズッキーニを塩もみした後洗うか洗わないかは、基本的にはどちらでもいいが、きゅうりは青臭さが強く、人参はえぐみや臭いが強いこともあるので気になる場合は洗った方が◎
野菜の塩もみ後、洗うか洗わないかは、基本「どちらでもいい」ことが判明しましたね。
私は、洗わない派でいこうかな?と、思いましたが、皆さまはいかがでしたか?
塩もみ野菜を上手に使って、美味しい野菜料理を作ってくださいね٩꒰。•◡•。꒱۶