子供も大人も楽しめる回転寿司は、美味しいうえにお財布にも優しいところが◎ですよね。
我が家もよく、回転寿司を利用するんですが、先日、回転寿司の妙なウワサを聞いてしまったんです。
なんでも「回転寿司のマグロって、実はアカマンボウ」なんだとか・・・ア、ア、アカマンボウ?
確かに回転寿司のマグロは安いけど、偽物だったの?(; ・`ω・´)
そこで今回は、回転寿司のマグロについて徹底調査!
回転寿司のマグロがアカマンボウなのは嘘か本当か、回転寿司のマグロは偽物なのか、はたまた本物なのかなどを詳しく調べてみました。
この記事でわかること
- 回転寿司のマグロがアカマンボウなのは嘘か
- 回転寿司のマグロは偽物か
- 回転寿司のネギトロは偽物か
Contents
回転寿司のマグロがアカマンボウなのは嘘?
回転寿司では、マグロの代わりにアカマンボウが使われているのか、これは「嘘」といえます。
アカマンボウとは、赤マンボウ目赤マンボウ科の深海魚で
- 生息地:世界中の温帯地域の水深500メートルの層
- 全長:2メートル
- 重さ:270キロ
になり、マンボウと名がつくものの「マンボウ」の仲間ではなく「リュウグウノツカイ」の仲間で、かなり大きな魚になります、こちら、、、
旬すぐでアカマンボウのメニューがありますが、こんなに大きいんです☺ pic.twitter.com/opriX6bfMh
— 【ハイブランド冷食】元お魚屋さん (@syun_sakanaya) November 18, 2021
相当BIGですよね。
で、このアカマンボウは、別名「まんだい」といい、ハワイや石垣島、沖縄などでは刺身やソテーなどにして食べることはあるものの、一般的には水深が深いところに生息している深海魚になる為、あまり馴染みはありません。
回転寿司では、かなり安い値段でまぐろが提供されることや、近年マグロの水揚げ量が減っていることから「回転寿司のマグロには、アカマンボウが使われている」と言われているんですが、それは都市伝説的な話で「嘘」と言っていい情報になるんです。
その理由は
- マグロと表記してアカマンボウを提供するのは法律的にNG
- アカマンボウはマグロよりもコストがかかる
- アカマンボウの漁獲量は不安定
- アカマンボウとマグロの味は違う
など。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう☆
マグロと表記してアカマンボウを提供するのは法律的にNG
回転寿司店でマグロと表記しているのに、アカマンボウを提供した場合、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)によって、商品の品質や内容・価格等を偽って不当に表示をしたとして、法律的に取り締まられることになるんです。
マグロって言ってるのにアカマンボウ出したら景品表示法違反なのでありえませんけど…?
あと高級な寿司屋しか行ったことないセレブはアカマンボウの存在自体知らないと思うのでこの理論だと弾かれますね
— 主@冷たい土🧁໒꒱· ゚ (@moukonDEATH) November 13, 2020
マグロって言っていてアカマンボウを出したら「景品表示法違反になるのであえりえない」と。
法律で取り締まられるのも、もちろん問題ですが、これにより店のイメージが落ちる→来客数が減ることも、回転寿司店にとっては大打撃(メディアやSNSなどでのバッシングも厳しい昨今ですしね)
結果、倒産などに繋がることも大いに考えられます。
そんなリスクを犯してまで、アカマンボウを使う回転寿司店はないと考えられ、特に大手チェーン系の回転寿司店であればあるほど、マグロに限らず代替魚を使うこと可能性はないといえるんですよ( ´﹀` )
アカマンボウはマグロよりもコストがかかる
深海魚であるアカマンボウは漁獲量が少なく、回転寿司店のように大量に仕入れる必要がある店にとっては逆に高価となり、マグロよりもコストがかかってしまいます。
アカマンボウは深海魚で漁獲量も少なく、マグロよりはるかに希少です。回転ずしのように量が必要な場所で使えるほど流通もしていませんし養殖も不可能です。もし、アカマンボウを出す寿司店があるとすれば相当高級なお店が「珍しいものが手に入ったんですけど」と常連に出すとかそういうレベルでは。
— 元いんど@終活中 (@hajimeindo) November 13, 2020
アカマンボウは
- 漁獲量が少ないから、マグロよりはるかに希少
- 回転寿司のように量が必要な店で出せるほど、流通していない
- 養殖が不可能
になる為、アカマンボウを寿司店で出せるとしたら、相当高級な寿司店になるとのこと。
こちらの方も
普通に景品表示法違反なんですけど
ご自身が何を言ってるのか理解出来てますか?言うときますけど赤マンボウを毎回仕入れる回転寿司が存在するのであればずっと赤字ですよ
ってか店畳むレベルです— 壁ぽん@リユニ勢 (@kabelv9999) November 14, 2020
アカマンボウを毎回仕入れる回転寿司があれば「ずっと赤字でお店たたむレベル」とのこと。
偽装して、さらには高コストのアカマンボウを使う理由はなく、このことからも「回転寿司でマグロの代わりにアカマンボウを使っている可能性はない」といえるんですよ!
アカマンボウの漁獲量は不安定
アカマンボウの漁獲量が不安定である点も、回転寿司店でアカマンボウが使われない理由になります。
そもそもアカマンボウは変わった形状である為、運搬や調理器具などが一般的ではありません。
その為、アカマンボウを専門に漁獲することはなく、マグロ漁などの際に、たまたま捕獲したアカマンボウが市場に流通していることが主になるんです。
なので、アカマンボウの漁獲量は不安定で少なく、回転寿司の需要に耐えられるほどの供給はできず、マグロの代わりにアカマンボウを提供するというのは考えにくいと言われています。
代替魚が1時期話題になってて、その中でマグロの代わりにアカマンボウを使うとかいうのあったけど、漁獲量考えたらチェーンでそんなことすんの無理だよね。キハダとかバチの安いやつ使った方が遥かに安い
— きんつば(ベネトムシ)🍆🍶🍺🔴▶︎◀︎༄💉💉 (@p_zh4) January 9, 2019
「アカマンボウの漁獲量を考えたら、回転寿司チェーン店でマグロの代わりに使うのは無理」とのこと。
キハダマグロなどを使った方がはるかに安いとのことですよ( •⌄• )◞
アカマンボウとマグロの味は違う
アカマンボウは、確かに部位によてってはマグロに近い味の箇所もあります。
アカマンボウ(マンダイ)のさしみ
上から赤身、マグロとほぼ同じ味、マグロと言われても分からん
アカマンボウのトロ、マグロと同じと思ってたら全然違う、硬いコリコリ、見た目的にいちばん美味しそうなのにウーン…
カジキマグロのトロ(ハラゴ)あっさしりしててすき pic.twitter.com/SiIuHlT9tt— ピヨちゃん (@Hiyoko_nicoCA) March 9, 2023
アカマンボウの刺身は
- 赤身:マグロとほぼ同じ
- トロ:マグロトは全然違う
とのことで、アカマンボウは、主に赤身の部分がマグロと似ている言われていて、見た目もマグロとよく似ていると言われているんです。
ただ、食通の方や食専門の方、また漁業専門の方などによると、マグロとアカマンボウの味は明らかに違うとしていて、こちらの定置網漁業者の方によると
定置網漁業者ですが、香り、口さわり、味、はまったく別もんですね
マンボウはマンボウならではの独特な臭いがありますよ、むしろヤイト(マグロの子供に似てます)のほうがマグロには化けやすいと思いますが引用元 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10168838180
マグロとアカマンボウは「香り、口さわり、味」が全く別物とのことで、「アカマンボウは独特の臭いがある」とのと。
また、こちらの450種近くの魚を食べてこられたという方によると
450種近く魚を食べてきた身としては、この画像はマグロ類かと思われます。
因みにアカマンボウはこちらの様な見た目をしており、美味ではありますがマグロ類に比べると旨味に欠けます。
そしてアカマンボウはマンボウの仲間ではなく、アカマンボウ目と呼ばれるリュウグウノツカイ等の仲間です。 pic.twitter.com/Poap2PN8Nq— 夢海@579魚種食べた人 (@YUMEUMI27) November 13, 2020
「アカマンボウは美味ではあるが、マグロよりも旨味にかける」とのこと。
マグロに似てる箇所もあるアカマンボウではありますが、わかる人にはその違いが明確にわかることも多いことから、回転寿司店で、アカマンボウをマグロの代替魚として提供している可能性は「ほぼゼロ」といえるんですよ(⑅•ᴗ•⑅)
回転寿司のマグロは偽物?本物?
回転寿司のマグロは偽物か本物か、この答えは「回転寿司のマグロは本物」になります。
現在、日本で流通しているマグロは
クロマグロ(ホンマグロ)、タイセイヨウクロマグロ、ミナミマグロ(インドマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロ(ビンチョウマグロとも呼ばれています)
になり、回転寿司で多く使われているマグロはメバチマグロやキハダマグロなどになります。
例えば、いくつかの回転寿司店のマグロを具体的に見てみると・・
回転寿司「くら寿司」のマグロは?
回転寿司「くら寿司」で、使われているマグロは
- 特選大切り漬けマグロ:メバチマグロ、キハダマグロ、ミナミマグロ
- 特選大ばちマグロ:メバチマグロ
- 鉄火巻き:メバチマグロ、キハダマグロ
- 極み熟成中トロ:ミナミマグロ、クロマグロ
- 極み熟成漬けマクロ:メバチマグロ、キハダマグロ、ミナミマグロ
となっています。
回転寿司「はま寿司」のマグロは?
回転寿司店の「はま寿司」のマグロも、原産地情報を見ると、マグロやミナミマグロの主要食材は「マグロ」、ビンチョウマグロの主要食材は「ビンチョウマグロ」となっています。
また、こちらのはま寿司の「トッピクス」を見ると、はま寿司の「マグロ」には、メバチマグロの中でも味と旨味が濃厚な「大鉢マグロ」を使用していることが記されているんです。
しかも、従来比で20%の大増量とのこと!
美味しい本物のマグロでありつつ、ボリューミーなのはかなり嬉しいですよね(⁎˃ᴗ˂⁎)
回転寿司「すし銚子丸」のマグロは?
回転寿司「すし銚子丸」のマグロも本物◎
「銚子丸 グランドメニュ商品 原産地表」によると
- 本マグロ大とろ:ホンマグロ
- びんちょうまぐろ:ビンチョウマグロ
- 上赤身:ホンマグロ
- 鉄火巻:メバチマグロ
となっていますよ☆
回転寿司「スシロー」のマグロは?
回転寿司「スシロー」では「知ってみよう すしのまぐろ」によると
ホンマグロ、マバチマグロ、ミナミマグロ、ビンナガマグロ
などが使われています。
また、スシローでは、これらのマグロをメニュー構成や仕入れの状況によって使い分けているんですが、100円のマグロのお寿司については、メバチマグロを使用しているんです。
ですが、実は、スシローはこのメバチマグロの使用を巡っては「偽装疑惑」が浮上したことがありまして、、、
スシローのマグロの偽物疑惑
スシローは2022年に週刊誌によって「マグロの偽装疑惑報道」がなされています。
結果的には、スシローは「偽装疑惑ではない」として、この報道を否定する文書を発表しているんですが、要約してお話ししますと、先述した通り、スシローのお寿司は、100円のマグロのお寿司についてはメバチマグロを使用していて、メバチマグロは、通常回転寿司店で多く使われるキハダマグロよりも高価であることから、そのことをテレビでアピールしていたんです。
ところが、回転寿司業界に詳しい方が、スシローで鉄火巻きを食べたところ「これは本当にメバチマグロなのか?」と味に違和感を覚え、スシローのお客様相談窓口にメールで問い合わせたところ「鉄火巻きにもメバチマグロを使用している」という回答を受けたのだとか。
そう言われても納得がいかない回転寿司業界に詳しい方は、マグロのDNA鑑定を行ったところ、鉄火巻のマグロはキハダマグロであったことが判明。
で、再びそのことをスシローに問い合わせたところ、スシロー側から上記の文書の通り「100円の握り寿司については、間違いなくメバチマグロを使っているが、鉄火巻きについては7割がキハダマグロで3割がメバチマグロを使っている」という回答があったとのこと。
これを受けて、週刊誌により「偽装していたのではないか」という報道がされたわけなんですが、スシローとしては「最初に問い合わせを受けたお客様相談窓口の人間が間違った認識を持っていた」として「悪意や悪質ある偽装行為ではない」という説明がなされたというわけです。
メバチマグロもキハダマグロも、マグロはマグロなので「マグロの偽物」を使ったわけではないんですが、マグロの種類を偽ったとして話題になったこの一件。
世間の声としては
スシローに行く客がメバチとキハダの違いで文句言うわけないんだから最初から余計な事書かないで「マグロ」って言ってればいいのに。https://t.co/YMovK7UKC0
— ほいみん (@takechan0720) August 31, 2022
「メバチマグロかキハダマグロの違いで文句言うわけないんだから、最初からマグロとだけ言ってればいいのに」などと、冷静な声も多々あったようですよ( •⌄• )◞
回転寿司のネギトロは偽物?本物?
回転寿司のネギトロは、ほぼ本物ではありますが、マグロに比べると偽物である可能性も高くなります。
どういうことかといいますと、そもそも「ネギトロ」とは「ネギとマグロのとろ」という意味ではなく
マグロの中落ち部分(中骨の間の身の部分)をスプーンなどでそぎ落としてねぎ取って作られていた→そぎ落としてねぎ取る→ねぎ取る→ねぎとる→ネギトロ
が名前の由来となっているんです。
で、これに植物油脂などを加えたものを「ネギトロ」と呼ばれていて、マグロの部位が名前となっているわけではありません。
なので、例えば、マグロではなくアカマンボウを使ったとしても、嘘をついて偽物を提供しているわけではないということになります。
さらに、加工食品には、原材料を一般名称で表示することを義務付けている「加工食品品質表示基準」という法律があるんですが、農林水産省によると、これはスーパーなどの店頭に並ぶような容器や包装された食品に限った話で、回転寿司のお寿司については該当しないとしているんです。
その為、ネギトロにアカマンボウなどを使っても、法律上はなんの問題はないということになります。
とはいえ、実際のところ、先程もお話しした通り、マグロの代わりにアカマンボウを使うメリットは特にありません。
また、回転寿司店のネギトロの原材料を見てみても
回転寿司店 | 品名 | 原材料 |
くら寿司 | ねぎまぐろ | キハダマグロ、メバチマグロ |
はま寿司 | まぐろのたたき軍艦 | マグロ |
すし銚子丸 | ねぎとろ軍艦 | マグロ |
スシロー | 軍艦ねぎまぐろ | マグロ叩き身 |
となっているので、ネギトロに使われているのは「本物のマグロ」であるといえますよ◎!
そんなこんなで、おすすめのネギトロのご紹介~
三種のマグロを使った「ネギトロ・マグロの叩き1キロ」です。
こちらのネギトロは、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンチョウマグロの3種を使用。
マグロの香りや、生きた美味しさが楽しめるネギトロになります。
ネギトロ丼はもちろん、手巻き寿司やマグロのユッケなどでも◎!
大容量なので、ご家族みんなで美味しいネギトロが味わえます。
口コミでも
- 簡単に使えて美味しい
- 子供にも好評
と、かなり高評価◎
美味しい本物の味をご家族でたっぷりご賞味くださいね٩꒰。•◡•。꒱۶
まとめ
回転寿司のマグロがアカマンボウなのは嘘なのか、回転寿司のマグロは偽物なのか、本物なのかなどを見てきました。
<回転寿司のマグロがアカマンボウなのは嘘?>
回転寿司で、マグロの代わりにアカマンボウが使われているというのは嘘
<回転寿司のマグロは偽物?本物?>
回転寿司のマグロは本物のマグロが使われている
回転寿司のマグロがアカマンボウ・・これは嘘だったようで安心しましたよね。
美味しいマグロが安いお値段で食べらるのは、各回転寿司様の企業努力の賜物☆
これからも安心して、マグロを楽しませて頂きましょう(。•ω- 。) ⌒♡